都市部で就職した人が、何らかの理由で地元へ戻って転職を行うことをUターン転職という。介護職の世界では、両親の介護を理由にUターン転職する人も多い傾向がある。Uターン転職を介護職で行いたいと考えている方は、以下のことに注意をすると良いだろう。
まずは、事前のリサーチを入念に行うということである。Uターン先が地方都市や田舎の場合、都心部よりも求人数が少ない可能性がある。なぜならば、確かに地方でも介護職の需要は高まっているが、介護職員を受け入れる施設が少ないという欠点があるからだ。
これから高齢化社会が進むにつれて、介護施設の整備もなされていくとかんがえられるが、田舎に行けば行くほど財政難な自治体も多いため、なかなか実現していないのが現実である。もし、地方都市や田舎で介護職に就きたい場合は、求人があるかどうか調べてからにしておく方が賢明である。
2つ目は、資金の貯蓄である。地方都市や田舎に地元がある場合、都心部では安価に受けられていたサービスがなかったり、あっても価格が高く設定されている可能性がある。特に交通機関などは利用者が少ないほど価格が上がるので、地元の暮らしに余裕をもって適応できるくらいの資金はしっかりと貯めておく必要があるのだ。
そして3つ目は、志望理由を明確にしておくことである。Uターン転職の場合は、転職時の面接の際に、なぜ地元に戻ってきたのかを聞かれる可能性が高い。よく「地元に帰りたかったから」を理由にする方が多いが、あまり印象が良くないので控える方が懸命である。